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概要

名称
特定非営利活動法人せかい卵

設立年月
2013年2月

設立趣旨
「引きこもり」「不登校」「自殺」「うつ」「虐待」などの社会問題の深刻化が指摘されています。それは、この上五島でも同じです。
これらの背景には、「発達障害児への理解不足と不適切な対応」「いじめ」「母子関係における愛着形成の不足」「育児不安」「家族間における信頼関係の欠 落」「経済活動重視の固定概念」などによる社会的ストレスの増大があると考えられます。そして、心の支えとなるはずの心理職・カウンセラー・セラピストな どの中に現場で役に立つ実践者が不足していること、上五島では既存の仕組み(学校や勤務先など)以外の選択肢がないことも要因の一つです。

私たちは、「発達障害児・引きこもり・不登校児・うつ等の本人と家族への支援」「母子支援」「自然体験」「支援者の養成」をテーマとした各種講演会の開催、相談・研修会、カウンセリング、すべての人の受け皿となり得る居場所作り、子育て支援、地域活性化のための活動を行っていきます。
こうした教育と福祉の活動を通した社会問題の解決・地域活性化を目的として、特定非営利活動法人を設立しました。

活動目的
教育・環境・心理サポートに関する事業を行い、すべての人がその人の可能性の限りに生き生きと暮らせる社会、すべての人に心地よい居場所がある社会づくりに寄与することを目的としています。

事務所所在地
〒857-4413 長崎県南松浦郡新上五島町今里郷446-4

電話
090-1972-9077

メール
sekairan@world-egg.jp

ご挨拶

せかい卵(らん)です。「たまご」ではなく「らん」と読みます。
五島列島の中通島(長崎県南松浦郡新上五島町)にあるNPO法人です。

NPO法人せかい卵は、上五島に移住してきたメンバーが中心になって設立しました。移住後、「この世の中にパラダイスはない。自分たちの手で作るもの」という言葉を聞き、とても印象に残っています。

当初は、「こんなに美しくて、人があたたかくて、食べ物が美味しいところがあるんだ!」と感激ばかりしていたものですが、この島にも都会と同じ問題も、離島ならではの困難さもあります。しかし、それは諦めるものではなく、手を伸ばせば届くことのように思えるのは、私たちだけではないはずです。
地元の方々から「なんでこんなところに引っ越してきたと?」と聞かれるたびに少し悲しくなります。この島にもっと誇りをもって、もっと自慢してほしいのに。そんなとき「社会的弱者が住みやすい場所って、ほかの人にとっても住みやすい場所だと思わない?」と言う方と出会いました。今思えば、これが癒しの島プロジェクトの始まりです。しかし、現実は、例えば発達障害児を取り巻く環境は決して進んでいるとはいえず、周囲の理解を得にくいばかりに居場所を失い、二次障害に陥るケースも見受けられました。「知ってもらいたい!」と走り出し、すぐに「発達障害児への理解と対応」と題した講演会を企画し、臨床発達心理士の講師を招きました(平成24年8月19日実施)。

今、この瞬間、自分に何が出来るか。いつもその連続です。今、私たちにできることは、癒しの島を目指して手の届く限りのことをやっていくことです。 ひとり一人が可能性の限りに成長し、生き生きと暮らせる。すべての人が「自分の居場所がある」と実感できる。島を出て行った人が戻りたくなる、都会に住む人が移住したくなる、住んでいる人が自慢したくなる癒しの島を目指します。

長崎県の西の端にあるこの島が、日本全国幸福度ナンバー1になるくらい、思い切ってやっていきたいと思います。


癒しの島プロジェクト

せかい卵で行っている活動を「癒しの島プロジェクト」と呼んでいます。
単発の講演会や研修、体験プログラムなどに「第○弾」と番号をふって活動の軌跡を追っています。
番号をふる理由は、実施している私たち自身が「こんなにやってきたんだ~」と実感して自らを励ますためと、
皆さんに活動の軌跡を感じていただくためです。

私たちの考える癒しの島とは? (前述と重複しますが……)
ひとり一人が可能性の限りに成長し、生き生きと暮らせる。
すべての人が「自分の居場所がある」と実感できる。
島を出て行った人が戻りたくなる。
都会に住む人が移住したくなる。
住んでいる人が自慢したくなる。
そんな島です。

そんな島作りを目指す方法はたくさんあって、
きっと島民の皆さんもそれぞれの形ですでに取り組まれていると思います。
私たちは教育と福祉の分野で活動することで「癒しの島」を目指します。
それぞれの取り組みが、どこかで出会い、より一層大きなうねりとなり、
この島に(いいえ、島の外までも!)大きな成果をもたらすことを願っています。

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